カテゴリ:感。( 13 )

人間て。

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藤原幸一さんの、「南極がこわれる」という本を読みました。
テレビで、藤原さんが撮った動物の写真が紹介されていて、すごくステキな写真ばかりで、他の写真も見てみたいなぁと思って。

南極の風景やペンギンの写真が中心なんですが、なんだかいろいろ考えさせられました。
可愛いペンギンの写真だけじゃなくて、南極に山積みにされてるゴミだとか、そのゴミのせいで傷付いてしまったペンギンの写真とか。
南極では、温暖化のせいで永久凍土が溶けてしまったり、世界各国の南極基地が捨てて来たゴミの山があったりして、ペンギンの住処が奪われたり命を落としてしまったりしているそうです。

うーん…。
人間て自分勝手だなぁ。
現在は、持ち込んだものは全て持ち返ることが義務付けられたり、ゴミを撤去する作業もされているそうですが。

本の中に、南極が楽園だったのは、そこに人間がいなかったからだ、という話がありました。
ほんとのことだろうけど、なんだかちょっと悲しくなりました。
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by lovejunjun | 2007-06-14 00:36 | 感。

『ロミオとロミオは永遠に』恩田陸

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日本人だけが地球に残り、化学物質や産業廃棄物の処理に従事する近未来で、エリートへの道は唯一、「大東京学園」の卒業総代になる事。過酷な入学試験を突破した主人公を待っていたのは、前世紀サブカルチャーの歪んだ遺物と、閉ざされた未来への絶望が支配するキャンパスだった。

読み始めは、なんだか意味が分からなくてなかなか進まなかったのですが、上巻の後半くらいからは、先が気になって一気に読んでしまいました。
舞台は、日本人以外は新地球に移住し、日本人がその後処理をしているという近未来です。
「大東京学園」は、東京そのもの学校になっていて、クラスも23区の名前がついており、寮への移動も山手線を使ったりします。サブカルチャーは禁止されており、生きて行くために必要な事だけを学ぶ。そんな生活に疑問を抱き、脱走計画を立てる、というのが大筋です。

人によって好き嫌いが分かれるみたいですが、私は結構好きです。
恩田陸は、私はあんまり当たり外れはないかなぁ。

でも、ラストはちょっと納得いかない。それまでは、今の生活のせいで未来がこうなった、という感じだったので、まだ想像できたのですが、ラストは「これは起こらないだろう」て感じだったので…。

話の中で、今存在している場所や、昔の映画のパロディみたいなものがたくさん出て来ていたのですが、ほとんど知らないものばかりだったので、読んでいても気付きませんでした。
でも、巻末に「20世紀サブカルチャー用語大辞典」なるものがあり、一つ一つ解説されていたので、それも楽しかったです。

あ、でも、すごくグロいというわけではないのですが、地雷で手足が吹っ飛んだり、人が死んだりするので、そういうのが苦手な方はダメかも。
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by lovejunjun | 2007-01-06 03:13 | 感。

『夜のピクニック』 恩田陸


f0006348_13243127.jpg少し前に読みました。前から読みたいと思っていたのですが、恩田陸の本の中ではSF系が好きだったりするので、どうしてもそっちに手が伸びてしまい、なかなか買えずにいました。
でも、私はなぜかドラマ化や映画化した小説は読む気がしなくなってしまうので、今のうちに読むしかない、と思って。
本屋さんにも山積みになってますね。
読んでみたら、かなり面白かったです。
一日かけて80キロ(だっけな)を歩き続けるという高校の行事のお話で、特に大きな出来事があるわけでもないのですが、続きが気になって、どんどん読んでしまいました。
穏やかに進んでいく感じなので、退屈に思う人もいるかもしれませんが・・・。

まぁ、映画は観に行きませんけど。

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by lovejunjun | 2006-10-05 13:29 | 感。

『DIVE!!』 森絵都

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久々に、睡眠時間を削って読みました。
水泳の、飛び込みをやっている少年たちのお話です。
とにかく面白くて、早く続きが知りたくて学校があるのに朝の4時までかかって読み終えました。
飛び込みに打ち込み、オリンピックを目指す中高生の少年が何人か出てくるのですが、ひとりひとりにドラマがあって、みんな応援したくなりました。

飛込みって、水泳の競技の中では、競泳やシンクロのような華はないし、どちらかと言えば地味な競技で、私も今まであまり見たことがありませんでした。
なので、この本を買うときも少し躊躇したのですが、読んでみたらすごく奥が深い。
次のオリンピックで飛び込みを放送していたら、少し見てみようかな、と思いました。
飛び込みに関する専門的な知識が全くなくても読めたし、少しは飛び込みについて知ることができました。
飛び込みって、一回の試合で何回も飛ぶんですね。技もたくさんあるみたいで。
でも、話の中で「~飛び込み~型」(←もう覚えてない)みたいな技の名前が出てきて、その説明などもあるのですが、全くイメージできない。
それが少し残念でした。

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by lovejunjun | 2006-09-21 13:03 | 感。

『失はれる物語』

乙一さんの短篇集です。

乙一さんの本は2、3冊読んでいますが、どれも不思議な雰囲気のお話ばかりです。

今回は裏表紙だけ読んで買ったんですが、すでに読んだことのある話もいくつか入っていました(笑)


その中からいくつか。

『Calling You』
これは、別の短篇集の表題作としても出ています。
頭の中にある携帯電話で、実在する人と話せてしまう、というお話。いわゆるテレパシーです。
ちょっと悲しい話なんですが、最後にはなんとなくほんわかしました。

『失はれる物語』
表題作です。事故で全身不随になり、五感も失い、残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの奥さんは右腕を鍵盤に見立て、毎日曲を弾き、主人公は奥さんの指からさまざまな感情を読み取れるようになっていきます。
指をかすかに動かすことで意思表示をしていたのですが、ある日奥さんを自由にするためにある方法で自殺を試みます。
もしかしたら、本当にあるのかもしれない、と思ってしまいました。とても悲しくて、切なくなりました。

『マリアの指』
陸橋から電車に飛び込み自殺した女性について、主人公が自殺ではないのでは、という疑問を抱き、真実を突き止めようとします。
主人公は、死んだ女性の指を拾って保存したりして、ちょっと気持ち悪かったです…。
でもいつのまにか引き込まれていて、主人公が犯人を推理しているときの混乱や動揺が素直に伝わってきて、「あれ?そうなると犯人は…?えぇ!?」と一緒に驚いてしまいました。


この他にも4作品収録されていますが、どれも雰囲気が異なっており、いろんな気持ちになれる本でした。
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by lovejunjun | 2006-08-05 12:07 | 感。

『花とりどり』

風味堂の、「花とりどり」というミニアルバムを買ってみました。
V6以外のCDはほとんど買わないんですが、ネットでの評判がよかったのでつい。
でも、個人的には前にレンタルした「風味堂」というアルバムの方が好きでした(;^_^A
でも前のアルバムでも聞いている内にどんどんハマっていったので、じっくり聞いてみるつもりです。

このアルバムには7曲入っているんですが、好きな曲は「Rainy Day」、「ラブ・ソング」、「ママのピアノ」です。
「Rainy Day」は失恋ソング。伴奏はピアノだけのしっとりしたバラードです。
「ラブ・ソング」はその名の通り。不器用な男の人が、離れ離れになってしまう恋人に向けた曲。
「ママのピアノ」は、子供時代の自分に語り掛ける感じ。これが一番好きかも。
他に、『ねえ先生』、のフレーズから始まる、「罪深きヒガイ者」という曲もおもしろい。

歌詞カードを見ていて気付いたことをひとつ。
歌の終わりは、『大好き…』など「(一言)…」で終わるものが多い。
7曲中5曲が『…』で終わっていました。
そんなもんなのかな?音楽は車で聴くのがほとんどで歌詞カードはあんまり見ないので分かりません。


ここまで「花とりどり」についてでしたが、私の中での風味堂の曲の一番は「ねぇ 愛しい女(ひと)よ」です。
この曲はめちゃ切なくていい曲で、エンドレスで聴くくらいです。
風味堂を聴く人自体あんまり多くないかもしれないけど、もっと多くの人に知ってもらいたい曲です。
あと、「笑ってサヨナラ」なんかもいいかも。



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by lovejunjun | 2006-07-23 16:25 | 感。

100の村に生まれたあなたへ

『100人の村に生まれたあなたへ』という本を読みました。

既にでている『100人の村』という本は読んだことはないのですが、書店でみかけて買ってみました。

この本を読んで感じたことは、ありきたりですが、自分がいかに幸せか、ということです。
世界の人口を100人として考えたら、80人が貧困の中で暮らしていて、33人は餓えで亡くなっているそうです。
私のように大学にいけている人(高等教育を受ける人)はわずか7人。

私は日本に生まれ、両親がいて、祖父母、兄弟もみんな元気です。
今は一人暮らしをしているけれど、実家に帰ったら、何もしなくてもあたたかいご飯を用意して笑顔で迎えてくれる人たちがいる。
お腹が空いたら食べるものはそこらじゅうにあって、家もベッドもある。
風邪を引いたら病院で治療してもらえる。
大好きなV6にも出会うことができたし。

普段、意識しないでしている生活が、もしかしたら他の国の人から見たらすごくうらやましいことかもしれない。
だから、私はその幸せをかみしめて生きていかなくちゃ、と思った。




…なんて、偉そうに書いてみましたが(上に書いたことは嘘ではないです)、実際、餓えや戦争って私にとって現実感がない。
世界のどこかで起こっている、と知っていても見たわけでも聞いたわけでもない。
だからきっと、時間が経ったらこの本を読んで感じたこととか、忘れちゃうんじゃないかと思う。
それに、読んでみて自分が幸せなんだって実感したことに嫌悪感をもった部分もある。
自分より不幸な人がいるって知ることで、自分の幸せを確認したんじゃないかって。
そもそも、幸せか不幸せかなんて、他人が決めるものじゃないし。
この人々は不幸だ、なんて言うって、すごく傲慢な気がする。
食べ物があるだけで、恵まれているとは思うけど。

忘れてしまったとき、手にとって読めるよう、本棚の目につくところにこの本を置いておこうかな。




あうぅ…。
言いたいことがまとまらないよぅ。
とりあえず、私は今幸せです。
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by lovejunjun | 2006-07-10 20:36 | 感。

ネバーランド

またまた恩田陸の作品です。これはもうずっと前から読みたいと思っていたのですが、何故か手をつけていなかったものです。
ねじの回転とは全く違う、学園物語(というかそこにある寮)です。

何年か前に健ちゃんがドラマに出演してましたよね。
当時はぼんやりとしか見てなくて、テニスしているところと高島礼子と部屋に入るところしか覚えてないんですが、やっぱり健ちゃんのイメージで読んでしまいました。
そしたら、健ちゃんが演じた男の子が、もの凄い過去を抱えていて、想像してどんよりしてしまいました。
フィクションだと分かっていても、小説の中の少年達の幸せを願ってしまいました。
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by lovejunjun | 2006-03-27 20:07 | 感。

ねじの回転

TSUTAYAで、なんかいい本ないかな~と思いながらぶらぶらしているときに見付けました。
私の大好きな恩田陸の小説です。これまで、恩田陸の作品は結構読んでいて、どれも面白いものばかりだったので、上下に分かれていて迷ったんですが買ってしまいました。

やっぱり面白かったです。
二・二六事件を題材に、時間を行ったり来たりして過去を再生して行くという話です。
あれ、ちょっと違うかな…?
なんか、説明するのはとても難しいお話ですね。
とりあえずSFです(どんなまとめだ)。
基本的に一度読んだ本は読み返さないんですが、この本は読むかも。

でも、私は歴史が全くだめなので、二・二六事件と言われても、2月26日に起きたという事しか分かりません。分からなくても楽しめた、
ちゃんと歴史がわかっていれば、もっと楽しめたんだろうな、とは思いますが、私に歴史は無理です。
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by lovejunjun | 2006-03-25 21:19 | 感。

塩狩峠

三浦綾子の『塩狩峠』。

ハインラインを読んだ後だったので、スムーズに読むことができました。

作者がキリスト教信者で、別に偏見もそれをどうこう言うつもりもありませんが、なんか少しキリスト教を押し付けがましく薦めている感じがしました。
主人公は最初はキリスト教を嫌っていたのですが、周りの人がキリスト教信者ばかりでだんだん自分もそのすばらしさに魅かれていって、最後には自分も信者になります。
キリスト教はすばらしいんだ、というやりとり等が何度かあるんですが、作者自身が信者だからかそれが私たちに向けても言われているように感じてしまいました・・・。
作者の思惑は分かりませんが、あんまりいい気分では読めませんでした。


とはいいつつも、クライマックスでは思わず涙ぐんでしまいました。
幸せになってほしかったなぁ・・・。
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by lovejunjun | 2006-03-23 16:30 | 感。